【1万回生きたネコが教えてくれた幸せなFIRE】レビュー
こんにちは!ヨンゴです!
今回はブロガーのヒトデさんの新著「1万回生きたネコが教えてくれた幸せなFIRE」
という本をご紹介したいと思います。
この本はヒトデさん初の「働き方」の教養小説という事で、
主にFIRE(経済的に自立し働かずに生活する)をテーマにした物語です。
話のあらすじは、日々の仕事がイヤでイヤで仕方のない主人公の「智也」と、ある日突然出会ったネコ「小鉄」の二人がFIREや仕事について語り合う物語なんですね。
実は僕自身も副業でブログをやったりなんかしていますが、この本を読むと自分自身が小鉄に怒られているような錯覚をおこします💦
え?何でおこられていると錯覚するかって?それはこの本を読めばわかります!
そして、この本はこんな人にオススメします。
・仕事が嫌いだ
・何のために仕事をしているんだろうと悩んでいる
・副業をがんばっているが、成果がでない
・FIREしたけどなんかむなしい
などなど・・・
FIREは並大抵の事ではない
そもそもFIREってなんでしょう?
つまり人生の早いうちに資産を作りあげ、働かずして生活するという事ですね!
そんな生活、羨ましいですねー(^.^)
仕事が嫌いな主人公の智也にしてみれば、この上ない理想な人生です。
そんな事を夢想している時にこの不思議なネコ「小鉄」が現れます。
そしてこのような事をいいます。
FIREは並大抵のことではまず実現しない
まあ、当たり前っちゃー当たり前のことですが、そんな理想的なFIRE生活はそんじょそこらでは実現しません。
小鉄はネコなんですが、不思議なことにちょうど智也と出会う1万回目のネコ生の時に不思議な能力を身に着けたようです。それは過去の飼い主の人生を見れるというもの。
FIREを目指す智也に、そもそもそれがいかに大変な事かと過去にFIREを実現した飼い主の生活の一部を見せてくれるのです。
FIREした先に待ち受けているもの
小鉄は実に様々なFIREした実例を見せてくれます。
・極端な節約パターン
・仮想通貨で成功パターン
・アフィリエイトブログで成功パターン
・不動産投資で成功パターン
など・・・
しかしながら、みんなFIREしているにもかかわらず、あまり幸せそうに見えません。
何とも言えない虚無感がみんなを襲っているようです。
働きたくない智也にとってはなぜそのようになるのか?その答えがわかりません。
答えを智也自身に探させるため、そのヒントを小鉄が丁寧に説明してくれます。
智也はあまり納得していない様子で聞いているが、ついには自分自身でその答えを見つけるのです。
勇気をもって行動するべき!
そして、FIREよりも大切な事を見つけた智也はついに行動を開始します。
小鉄のアドバイスにより、自分の好きな事を見つけた智也。
どこか吹っ切れた智也は一皮も二皮もむけた大人になっているように僕には見えました。
行動を開始した智也は以前にも増して充実した日々を送っており、毎日が楽しい瞬間が続いていました。
ちなみにですが、失敗したらどうしよう、という思いから、智也は理由をつけてなかなか行動しませんでした。
この時の小鉄の言葉がすごく印象に残っています。
大丈夫ですよ。智也さんは昔、歩けなかったししゃべれませんでした。でも今は二足歩行どころかダッシュもジャンプもできるし、日本語はペラペラです。
0歳のときの智也さんは、よろよろと立ち上がり、歩き出せずに尻もちをついても‘’自分には二足歩行の才能がないんだ!惨めだ!‘’
と諦めなかったはずです
これを読んだ時、僕はわらっちゃいました。
そりゃそうだ!!っと。小鉄は人をやる気にさせる天才なのです。
それと、こんな一文もあります。
そうですよ。智也さんは天才ではありません。安心して失敗してください
このことばで、智也は肩の荷がおり、がんばってみよう!という意欲がわくのです。
さすが小鉄!だてに1万回も生まれ変わっているわけではありません。
何のために働くかの本質
この物語は何のために働くか?という事の本質を小鉄が智也に対して問うています。
FIREしたくて仕方のなかった智也。
小鉄と出会い色んな事例を見ていくうちに、FIREとはなんなのか?
働く意義とはなんなのか?
小鉄と出会って考え方が変わった智也は新しい人生を歩み始めました。
著者のヒトデさん自身がFIRE経験者だからこそ、見えてきた本当のFIREとは?
毎月の収入を少しでも増やしたくて副業しているかた。
FIREを目指して頑張っているかた。
そもそも仕事が大嫌いな方。
そんな方たちに是非とも一読していただきたい本です。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
著者 | ヒトデ |
出版社 | 徳間書店 |
発売日 | 2024年9月27日 |
ページ数 | 248ページ |
寸法 | 18.8 x 12.8 x 1.8 cm |